世界の鉄道 FP-45 の改造

EMD FP-45のNゲージは、70-80年代にPMIやLIMAなどで発売されていましたが、ここ最近は再生産もなかったため、JnJ Trains製のレジンプラスチックのボディを使用して作るのが一般的でした。しかし、ボディだけでUS$20近くする上、LIMAの複製品だったため、ディテールはつぶれイマイチだったので、あまりお勧めできない状況でした。
そんな中、突然『世界の鉄道』の予告でFP45を発見。「これは使えそうだな」なんて思ってたのでした。

THE 初対面

仕事帰り、地元の東武ブックスで発見。早速扉を開いて見るとそこにはJnJを上回るFP45が。「これは使える!」と、さっそく2両ゲットしてルンルン気分で本屋を後にしました。

Del Prado FP45

ちょっと話は脱線しますが、ビックリしたのが雑誌の写真。写真と模型が一致してませんでした。表紙の写真はGeneral Electric製 DASH 8-32BWHで比較的新型なディーゼル機関車です。んで、模型のFP45は、EMD が作った、旅客サンタフェ時代のむか~しの機関車です。ま、私はFP45の方がいいので構わないんですが、知らない人のためにちょっとだけ触れました。

そしてもう一点。アムトラックのFP45は実在しません。しかし、SDP40Fという実車に外見が似ているため、模型の世界では、FP45でよく代用します。

ダイキャスト恐るべし

最初は、トレーラー車にでもなれば、という思いだったので、カプラーを変えれば良いだろうと思っていました。が、なんとカプラー取り付け部まで金属。ダイ キャストとは聞いていたものの、ここまで金属とは(汗) 加工が困難になりそうだったので、ボディーシェルのみ使おうとばらしました。す、するとなんと デッキはシャーシと一体。つまりデッキは金属でした。 結局、デッキも自作する羽目に。ショックのあまり、その日は寝込んでしまいました(ホントかよ)

まずはデッキ(Platform)製作

Pilot and platform modification実車の写真をご覧いただくとわかるように、アムトラック仕様の機関車には、前面に手すり(handrail)がありません。ということで、厚さ1mmのプ ラバンを数枚組み合わせて、右の写真のように接着。プラバンだけではモロそうだったので、角棒を使って接着面を大きくし補強しました。ちなみに寸法です が、フィーリングです。つまり適当(笑)ぉぃぉぃ Sunrise製のSnow plow (スカート)をつけるつもりだったので、いい加減に作ってます。
後部のデッキも同様に作ろうと思ったのですが、面倒だったので余ってる車両のデッキをぶっちぎって、接着しちゃいました(笑) 本来SDP40Fのステッ プは、私が使ってるような階段スタイルではなく、梯子タイプですので、リアルさを追求するならば、Life-LikeのF40PHなどのを使うと良いかも しれません。そこまでお金を書ける価値があるか別問題ですが。

肝心な動力

KATOのSD45やSD40-2あたりの動力を使うのが無難だと思います。そのままかぶせると、ボディがだいぶ高くなってしまいますので、ボディの内側を削ったり、動力側を削るなど、若干調整が必要です。ここは納得行くまでじっくり調整した方が良いと思います。

カトーSD系の動力が理想なのですが、個人的にはコスト面でちょっと無理(笑) そこで余ってたBachmann SD40-2の動力を使用。台車でかすぎ。燃料タンク小さすぎ(泣)。見た目がイマイチですが、安かったので許します(笑)

そして仕上げの塗装

FP45 in platinum silverアムトラックフェーズ2の塗装も嫌いではないのですが、以前 FP45のフェーズ2を作ったことがあったので、今回はフェーズ3を選択。どの塗装も作業は大差ありません。まず全てをシルバーに塗ります。アメリカでは Platinum Mistという色を使うのが一般的です。国内では、タミヤのアルミシルバーあたりで良いのではないでしょうか。エアブラシも持ってるのですが、どうも準備 が面倒で、缶スプレーでごまかしてしまいます(笑)ただ、缶スプレーも上手に使えば、結構きれいに仕上がるので、無理してエアブラシ買う必要もないと思い ます。ランニングコストを考えればエアブラシなのですが・・・

シルバーが乾いたところで、屋根上床下の黒のためにシルバー部をマスキングをします。私は、ごくごく普通のタミヤのマスキングテープを使ってます。曲線も特にないので、これ一本で十分です。実車の写真は、Amtrak Photo Archives でチェックすると間違いないです。ほぼ全車両の写真が掲載されてます。(私も何点か提供してます)マスキングで面倒なのは、フロントキャブ(ボンネット) と運転席脇のマスキング。小さく切った細めのマスキングテープでやれば何とかなると思います。マスキングが出来たところで、エッジをしっかり指で押し、隙 間が出来てないか確認します。OKであれば、ブラックを吹き付けます。私は、タミヤのフラットブラックを愛用してます。薄く何層も重ね塗りすれば、隙間に 塗料が流れ込むこともなく、きれいに仕上がります。

Amtrak Phase Iフェー ズ2・3の場合は、スプレーはこれで終了。フェーズ1を作る人は、右の写真のような「赤いお鼻」塗装を行います。明るめのレッドでささっと。赤は他の色よ り乾きが悪いので、薄めに吹きつけ、時間をかけて何層も塗装した方がよさそうです。Mr.Color缶スプレーのシャインレッドが実物に近いような気がし ます。

塗料を使うのはこの程度で、あとはMicroscale Decal のデカールで仕上げます。
アムトラック用はたくさん発売されていますが、今回の車両で使用可能なのは下記のとおりです。

Amtrak Phase 1 (フェーズ1) No.60-100
Amtrak Phase 2 (フェーズ2) No.60-191, 60-423 など
Amtrak Phase 3 (フェーズ3) No.60-362, 60-424 など

デカールの貼り付けには、Microscale set というのを使ってます。Microsoft Microscale推奨です。酸っぱい臭いが特徴です。水に浸してはがれたデカールを、set液で希望の場所にセットします。そしてある程度デカールが 乾いたところで、デカールの下に出来た気泡をつんつんと先の尖ったナイフ等で穴をあけます。そして、この穴にMicroset Sol をつけます。このSol液は、デカールを非常にやわらかくするもので、ディテールの凹凸にジャストフィットさせるものです。先ほど空けた小さな穴 は、伸び縮みするデカールが、気泡の影響なくフィットするために必要な空気の逃げ道です。ちなみにsol液をつけた後は、あまりいじらず、自然になじむの を待ちましょう。
デカールが乾いたところで、クリアを吹き付けます。

カプラー取付

あらかじめフロント部に穴をあけておいたので、比較的楽だと思います。Micro Trains Line のボックス付カプラーをボディーマウントします。一旦仮取付を行い、カプラーの高さをチェックします。手元にゲージがなければ、他の車両とつないでみて高 さをチェック。たくさんの車両でテストして平均をとればよいのでは。ぉぃぉぃ。もし高すぎるようであれば、フロント部とカプラーボックスの間に薄いプラバ ンを挟んで調整します。

後部のカプラーもボディマウントが良いのですが、私は面倒だったので、トラック(台車)マウントすることにしました。動力に合ったMicro Trains Lineのコンバージョンキットを探して取り付けました。

とりあえず完成

汽笛はF40PHに付いてた5-hornタイプを使用しました。スカートはSunrise Enterprise製のもの(実売$1.70)。まぁまぁでしょ。TH
FP45 Amtrak Phase III

<追記>

2008年、Athearnから新製品としてFP45が発売されましたので、そちらをお買い求めいただいたほうが早いかも・・・ 最 近のメーカーは、リアリティを追求するので、実在しないアムトラック塗装品は期待薄かもしれません。未塗装狙いがいいかもしれません。それにしても、今回 も無駄な改造でした(笑)

<追追記>

模型界初?のSDP40FがカトーさんからAmtrak塗装で出るみたいですね。素直に買った方がよさそうです(笑) さようならFP45・・・w

 

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