ビデオカメラとの出会い

Me at Maine

ビデオカメラと初めて出会ったのは、我が家にビデオカメラが来た時。当時、アメリカ在住の中学生でした。帰国を間近に控え、アメリカの思い出を沢山撮って 残そうと思った両親が購入しました。フルカセットVHSの肩載せタイプ、RCA CMR-300というビデオカメラでした。大きさ、形といい、とても魅力 あるフォルム。そして自分の撮った映像がテレビに映る。そんな面白さに惹かれ、家族より自分が使う事が多くなり、気が付けば私のおもちゃになってました (笑)

物心ついたころから鉄道ファンな私は、まず何を撮ったかというと、そう鉄道(笑) 帰国を半年後に控えた私は、親に頼み込んでビデオカメラを借り、NJ州 のニューアークペン駅へ向かったのでした。当時は治安が悪く、スリは当たり前、そんな中、高価なビデオカメラを担いだへなちょこ中坊日本人2人組。ある意 味、無謀な挑戦でもありましたが、無事終了。緊張どころか、余裕のよっちゃん。足を伸ばしてNY地下鉄とNJトランジットの車両基地まで侵入して撮影して まいりました(笑)

「日本に帰らなくてはならない」という現実をどう受け止めていいかわからない。当時中坊な私は、無力な自分がものすごく悔しかった。大好きなNJの地を離 れる・・・ もう二度と会えない人たち・・・ そして列車たち(爆)・・・ とても切ない思いでした。そんな中、自分に出来ること、そう、それはビデオカ メラを回して、目の前のシーンをテープに焼き付けて、日本に持ち帰る事でした。「二度と来れない」「今しかない」「今撮らないと記憶から消えてしまう」そ んな焦りさえ感じてました。

でも撮った甲斐あって、今見ると、ホントに嬉しくなります。自分の中学時代がテレビに映ると、とても不思議な気がします。現在存在しないものがテレビの中 ではまだ存在するのです。タイムマシーンに乗って、時間を遡った気がします。中学3年の時好きだった、理科のクラスのステッファニー・ベルファストちゃん にも会えるのです(笑) いや~金髪フランス人の女の子でめちゃかわいかった~ 笑窪が最高~ 胸のふくらみに初めてドキッとしたのもこの子だったなぁ~  あ、そんな事はどうでもいいですね(笑)

写真には一瞬を切り取る面白さがあります。そして、映像には、スチルの面白さに、さらに時間というベクトルが加わります。そこに私ははまってしまったよう です。日々の何でもない事こそ、記録しておくと宝物なのです。なるべく毎日、デジカメやビデオカメラを持ち歩くようにしてます。デートであろうが仕事であ ろうが、常にカメラバックをぶら下げる私は、やっぱり変わり者ですね?!(笑)

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