中華フィルムスキャナー買ってみた
最近アマゾンやアリエクで見かける安い中華フィルムスキャナー。 個人的には業務用フィルムスキャナー コニカ RX-1/UY-S77 を持ってはいるものの、発売から30年近く経っている上に解像度が約600万画素止まり。 安い中華スキャナーは2200万画素なので、ひょっとして昔のスキャナーより綺麗にスキャン出るのでは?と淡い期待を抱いてまた散財してしまった(笑)。
今回買った中華フィルムスキャナはBisofice というブランド。

恐らくどこかのOEM製品。 価格は1万円台で、価格によって若干仕様が違うみたい。 今回入手したスキャナーは、TON170という型番で、センサーが1400万画素、インターポレーションで2200万画素のJPEGデータが保存できる。 フィルムホルダーは、126, 110, 135スリーブ、135マウント、8mm用が付属。 電源供給はUSB、メモリーは16GB内蔵固定で、PCへデータ移行する際はUSB経由という感じ。
早速スキャンしてみる
使い方は簡単そう。USB電源に繋いで電源ON。フィルムホルダー/アダプターをセット。35mmネガの場合、画面を見ながら取り込みたいカットに合わせる。気に入ったところで取り込みボタン、OKボタンの流れ。 メニューの選択や操作は上部にある5個のボタンで行うため、たまに押し間違えが発生。でも慣れれば大丈夫そう。
気になるスキャン品質
色味
フィルムの種類や状態によるのかもしれないが、全体的に濃かった。明るさ補正+1.0くらいがデフォで良いかも。 ホワイトバランスは自動。 一応補正機能も付いているが、ステップ幅がちょっと大きいので苦戦する。画面とスキャン画像の色味が異なるので、画面を見ながら補正は残念ながら難しそう。 スキャン結果をみて好みの色合いを探す必要性がある。 色調整は、PCに取り込んでから直す方が良いかもしれない。以下はいくつか古い変色したネガをスキャンし、リサイズだけ行った例。




変色ネガのため色はイマイチだが、レタッチソフトで自動カラー補正を掛けると意外と見れた(笑)。
解像度・シャープネス
一般的な家庭用フィルムスキャナーとしてみれば、解像度的には十分な気がする。 PCやスマホに転送して鑑賞する分には大丈夫そう。ただ、写真を趣味にしている人は、恐らく満足できないレベル。 JPEGの圧縮率もあるけれど、拡大するとビデオキャプチャっぽい仕上がり。 解像感もうちのお古600万画素スキャナに負けてしまう。左上の画像の駅舎部分をアップにした例。


そして気になるもう一点はフィルムの平面性。 マウントのように4辺押さえのあるフィルムであれば問題なさそうだけど、スリーブ状でカーリングのあるフィルムは端がちょっとピン甘になる傾向が。 カーリングを矯正するか、フィルムホルダーを工夫する必要があるかも。反っていないフィルムであれば、特に気にする必要はなさそう。
PCへのデータ転送
付属のUSBケーブルを使ってPCに接続し、メインメニューからUSB MSDCというモードに切り替える。 リムーバルメディアとして認識されるので、好きな方法でPCへコピーする。
分解してみる
構造が気になったので分解、覗いてみた(笑)。 内部はすっきりまとめられている。
レンズ周り

固定単焦点のレンズ。弄ろうと思えばピントは弄れそう。 面倒だから弄らないけど(笑)。
内蔵メモリー
16GBのSDカードがボンドで固定されていた(笑)。

SDカードを差し替えれば、容量は増やせそう。 まぁそこまでやる必要性はあまりないかもだけど(笑)。
スキャナーというよりビューワ―向き?
総合的な評価は、写真を知らない一般ご家庭向けの商品。フォトレタッチして大伸ばしや作品作りを考えているマニアには厳しいと思う。ただ付属のHDMIケーブルでテレビにつなげられるなど、昔あったタムロン・フォトビックス的な使い方には良いかもしれない(笑)。
場所も取らない上安価なので、過去のフィルムがいっぱい転がっている人なら活用できなくはなさそう。 ただフィルムは思っている以上に変色も起きており、期待した結果が得られない可能性も。 写真があるならフラットベッドスキャナーの方が手軽かもしれない。 どうしてもフィルムからというならば、お金を払って写真屋さんに丸投げの方がクォリティもタイムパフォーマンスもいいかも(笑)。
というわけで、期待していた性能は出なかったけど、売り飛ばすほどの不満もないので、新たなおもちゃとしてコレクションに追加かな(笑)。おしまいw


