AVCHD・MTSファイル分割の仕組み

最近主流のAVCHDビデオカメラ。動画がファイルとして保存されるので、パソコンでも使いやすくて大変便利です。私もすっかりAVCHDファン?になりました。

多くのビデオカメラは、1つのシーンを1つのMTSファイルとして記録するので、カット選びや編集作業がとても楽です。しかし、長時間の映像は、自動的に分割されてしまいます。そのため扱いには若干注意が必要です。そもそもなぜ分割されるのか。そして、どう注意すればよいか、簡単に紹介したいと思います。

勝手に動画が分割される理由は、ファイルシステムとの互換性を配慮した設計です。古いファイルシステムでは、2GB,4GB以上のファイルは扱えません。そのため、一定サイズ毎に分割します。これによって、古いファイルシステムを使ったメディアやパソコンでも長時間動画が扱えます。AVCHD規格のルールというより、ファイルシステム対策として実施してるようで、多くのメーカーが2GBまたは4GBを目安に、分割・保存しているのがトレンドです。

ファイル分割は、通常の記録や鑑賞は問題ありませんが、ビデオ編集時にやや難点があります。短いカットど同じ感覚でビデオ編集ソフトにカットを並べると、機種によっては映像や音声がうまく繋がらないケースがあります。

実は、このファイル分割法が、メーカーやカメラの世代によって異なるからです。すごく大まかに分けると、2種類の分割方法があります。

このように、サイズでバッサリ分割する機種と、つなぎ目を意識したコマ間分割をする機種があります。コマ間で分割する機種は、映像に配慮して分割するので、ビデオ編集ソフトでファイルを並べても問題になりません。

しかし、サイズでばっさり分割する機種の場合は、コマに関係なくデータを分断してしまうため、ビデオ編集ソフトでファイルを並べると次のような問題が発生します。

図のように、絵として認識できないコマデータは、ソフト側で無視されてしまうため、映像・音が飛んでしまいます。このタイプの機種をお使いの場合は、メディアから直接ファイルを取り出すのではなく、AVCHDの取込機能を備えたソフトで、ファイル同士をつなぎ合わせる必要があります。ちょっと面倒ですね。

ちょっと裏技的な方法になりますが、データサイズでバッサリ分割されたファイルは、ようはバイナリーレベルで分割されてしまったファイル。つまり、バイナリーレベルで再度結合すれば、元の1本動画に戻せます。DOSに詳しい方はお気づきでしょうが、Windows上ではDOSのCOPY /B コマンドを用いることで結合することが出来ます。例えば、0001.MTSと0002.MTSをつなげて、GATTAI.MTSとしてコピーする場合は、DOS窓等で

COPY /B 0001.MTS + 0002.MTS GATTAI.MTS

となります。すべての機種用データで使えるかはテストしてませんが、つなぎ目が乱れる時の救済方法として覚えておくと、いつか役立つかもしれません。ホントかな(笑)

 

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