テザリング の11日間(節約モード 200kbps)
仕事場のADSL回線が6月でサービス終了とのことで、5月に光回線へ乗り換え手続き。 しかし設置工事が予想以上に混んでたため、仕事場のネットが11日間使えなくなる事態に。 ダビングのネットショップなのにネットがないという(笑) とはいえ、ネットを使わなくては仕事にならないので、繋ぎでスマホの テザリング を11日間使ってみました。
テザリング
スマホのテザリングは、スマホ回線を経由してネットに接続するアクセスポイント機能のことで、多くのスマホに標準で搭載されています。とても便利ですが、PCのデータ通信量は案外多いので、料金が高額になったり、データ通信量の上限にすぐ到達してしまうのが難点です。
課金したくないので節約モード
私が使っているのは、OCNモバイルONEの1日110MBの旧コース(月1232円)。アプリにより、通常と低速の通信速度設定ができます。節約モードの場合、データ通信速度は200kbpsと遅くなりますが、通信使用量の合算にはカウントされません(←これ重要)
お金をかけずに長期にわたってテザリングが必要な場合は、200kbps節約モードで頑張れば無制限でテザリングできます※
※キャリアや契約コースによって異なりますので必ず事前にチェックして下さい。
200kbpsのテザリングワールド
実際に使ってみたらやはり遅かったw ブラウザでページを開こうとしても表示されるまでかなり時間がw とはいえ、使うしかないので設定を工夫してみました。
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従量制課金接続をONにする
Windows PCの場合、OS・アンチウイルスソフトのアップデートや、クラウドサービスの同期、各ソフトハウスとの通信なども背後で行われているため、狭い通信帯域をさらに圧迫します。そこで、その背後の通信を止めれば快適になるのではと思い、windowsのネットワーク設定を開き、従量制課金接続をONに。通信が必要最小限になり、予想通り少し快適になりました。
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ウェブブラウザの窓を狭くする
通信帯域をすべてブラウザに割り当てられるようになったとはいえ、やはり、ウェブ開くのもちょっと遅い。 そこで、ウェブの通信量を減らす方法として、窓を小さくしました。 最近のウェブサイトは、閲覧者の画面サイズ情報を基に、送信するデータを最適化するレスポンシブサイトが結構あります。 ブラウザの窓を小さめにすると、小さめのデータが送信されるのでダウンロード時間が若干解消。 ただ、それだったら、スマホで見ろという噂もありますw
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ブラウザやサイトで自動動画再生を無効に
データ通信で最も重いのは動画。 多くのウェブブラウザには、自動動画再生等をブロックする機能があるので、この辺を止めるだけで軽くなります。 一部のSNSサイトは、サイト内に設定があります。例えばfacebookの場合、設定>動画 に自動動画再生のON/OFFがあり、OFFにすることでタイムラインのロードが少し改善します。
結局テザリングでなんとかなった
確かに遅かったのは事実ですが、
- 仕事のメール
- ウェブで銀行残高照会
- 検索、snsの投稿・閲覧
- 佐川急便 e飛伝、クロネコヤマトの伝票発行
はそれほど苦になりませんでした。 大変だったのはpdfのダウンロード。我慢出来て10MBくらいだと思います。 動画は基本無理。数秒おきに止まります。 あと一部のサイトで、速度が遅すぎてタイムアウトエラーが出てしまう事もありました。 逆に200kbpsでも快適なサイトもあったのが意外でした。 11日間実際に使ったデータ量はこんな感じです。
少ない日で200MB, 多い日で780MBでした。自分の使用パターンだと1日500MBは必要な感じです。 ただこれは必要最小限のデータのやり取りなので、OS・ソフト・アンチウイルス等のアップデートまでやろうとすると1日1GB行く日もありそうです。 一時期、スマホのテザリングだけで運用できるか考えたことがありますが、通信速度を問わずデスクトップPCでは無理な感じですね。 ギガ放題でも上限がありますし。 持ち運び可能なノートPCだったら、どこかの無料wifiを上手に利用して運用できるかもしれませんが。
というわけで、貧乏人スマホテザリングのお話でしたw
p.s.
そういやロケットモバイルで、300円くらいの低速専用SIMってのがあるみたいです。なんか面白そう。ちょっと欲しいかも(は?)