カビの生えたテープの再生

仕事でカビの生えたビデオテープをお預かりすることがありますが、意外とカビの影響が深刻というイメージがなく、映像が乱れてもかまわないからそのままダビングという注文があります。VHSやベータマックスのようにテープがそこそこ太く丈夫であれば、ヘッドを傷めながらではありますが、強引に再生することは可能です。すぐヘッドが目詰まりしますが(笑)

8ミリビデオのように細くてベースの薄いテープは、テープを傷めてしまい危険です。ヘッドの目詰まりどころか、テープのベースが、カビの癒着の力に負けて、次々切れてしまい再生不能になります。カビの生えたテープをそのまま再生すのはお勧めできません。

下記はカビの生えた8ミリビデオテープです。

カビの生えた8ミリビデオ

このように窓からもカビが確認できます。ケースの上ぶたを外すとこんな感じです。

カビの生えた8ミリビデオテープ

結構、しっかり生えているのがわかるかと思います。

このまま回すと、次々切れてしまいますので、癒着してない隙間から癒着している外側に向かって、ゆっくり手作業で剥がしていきます。そしてほぐし終わったら、テープに残ったカビを綺麗にふき取って再度巻き取ります。

カビ取りクリーニング後の8ミリビデオテープ

根の深いカビは、映像に影響を与えますが、大抵の場合鑑賞可能になります。保存環境にもよりますが、日本のような湿度の高い国では、多くの場合生えてしまいます。テープをこまめに動かせば癒着は逃れることができますので、眠っているテープがある方は、今すぐ早送り・巻き戻ししてみてください。

生えてしまった場合は、当方でカビ取りクリーニングして救済することができます。ひどくなる前にご相談ください。また、一度生えてしまったテープは、再度発生すると思いますので、クリーニング後早めにダビングするとよいかと思います。