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アイワ製 海外方式変換ビデオデッキの修理

先日、HARD OFFで海外方式変換などができるマルチシステムビデオデッキを発見。電源がすぐ落ちるという事でジャンク1080円。特に必要はなかったのですが、整備の勉強もかねて買ってみました。

海外方式変換ビデオデッキ

アイワ製。PAL方式やらMESECAM方式やら方式のボタンが並ぶ。かっこいい。フロントパネルも見た目は綺麗。しかし中を開けると、虫の死骸が多数。そしてヘッドクリーニングスポンジなどが熱でボロボロ。スポンジの粕がヘッド周りにいっぱいこびりついている状態でした。簡単に内部を掃除。

hv-mx100-ビデオ内部

さて診断。「ビデオの電源がすぐ落ちる」という事は、電源は問題なし。それよりメカ周りが怪しい。大抵、ローディングに失敗するとテープ保護で電源が落ちる仕組みになっているので、ローディング周りを入念にチェック。メカ部を外して裏返す。

mx100-メカ裏面

なるほど、駆動用とテープのローディングを1つのキャプスタンモーターで賄う設計。先ほどヘッドクリーニングのスポンジも経年劣化でボロボロ二なっていたところを見ると、このベルトも怪しい。
とりあえず溝を綺麗に。

mx100 プリーの清掃

いくつかゴムベルトを在庫してたので、合いそうなもの選び交換してみた。すると何事もなかったかのように無事動作。結局ゴムベルトが不良動作の原因だった。仕上げに、PPC用紙でヘッドクリーニングし、テープパスをアルコールでお掃除し組み立て。

mx100 マルチシステムビデオデッキ

お、アイワのロゴが誇らしく映ってる。会社なくなっちゃったけどw  とりあえず、電源も落ちなくなったし、再生もできるので今回はここまで。

映像の海外方式変換ができる特殊なビデオデッキなので、持ってても損はないかなと。いつか役に立ってくれる事でしょう。

海外方式変換でお困りでしたら、ダビングは承ります。ビデオデッキの修理はやってませんので、機械の修理のお問い合わせはご遠慮ください。

おしまい。

 

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